B型事業所とは?
B型事業所は、障がいや健康上の理由で一般企業での就労が難しい方に対し、働く機会を提供する福祉サービスの一つです。
障がい者総合支援法に基づき、障がいがある方が無理なくはたける環境や支援を提供し、社会参加や自立をサポートします。
一般企業での就労が難しい方にとっても、「仕事に取り組むこと」「誰かと協力して目標を達成すること」は、自己肯定感や社会とのつながりを感じれられる貴重な機会だと思います。
つなぐB型では、利用者のペースに合わせた「軽作業」や「短時間の勤務」を通して、生活リズムを整え、日々の生活に充実感を持ってもらうことを目指しています。
A型事業所とは異なり、B型事業所では「雇用契約」を結ばずに活動できるのが特徴です。
雇用契約がないため、給料(工賃)もA型と比べて少ない場合が多いですが、その分、利用者に合った柔軟な働き方が可能です。
利用者の状態や目標に応じて、短時間の作業や負担の少ない作業を選択できるため、継続して無理なく通うことができます。
B型事業所の利用対象について
B型事業所は、主に以下のような理由で一般企業での就労が難しい方を対象にしています。
- 障がいのある方
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身体、知的、精神の各障がいをお持ちの方で、企業での雇用契約が難しい方が対象となります。
障がいの程度や種類に関わらず、個人に合ったサポートが提供されます。 - 年齢や体力に問題がある方
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高齢や体力の低下などで長時間働くことが難しい方も対象となります。
無理なく作業を行える環境が整えられているため、体調に不安がある方も安心して利用できます。
B型事業所は、このように就労が難しい方でも「働く場」として利用できるのが特徴です。
利用にあたっては、本人の状況や意向に応じて負担の少ないペースで働くことができ、社会とのつながりを感じながら自己成長ができる環境を整えております。
なお、具体的な利用条件や手続きについては、お住いの自治体や支援機関にお問い合わせていただくと、さらに詳しい情報を得ることができます。
つなぐB型事業所の一日の流れ
- ~10:00通所
基本的には10時までに通所していただいています。
通所時間は利用者の状態に応じて変更ができるので、安心して相談してください。 - 10:00~朝の清掃
10時になったら事業所内の決められた箇所を清掃します。
- ~11:50午前の作業時間
朝の清掃が終わったら、作業に取り掛かります。
- 11:50~12:50お昼休憩
- 12:50~14:30午後の作業時間 1
お昼休憩が終わったら作業を開始します。
- 14:30~14:40午後休憩
場合によっては休憩に入る時間が前後しますが、午後には10分休憩を用意しております。
- 14:40~15:50午後の作業時間 2
- 16:00~退所時間
16時になったら退所時間です。
利用者の状態によって退所時間は変更できるので、こちらも相談してください。
ご利用までの流れ
つなぐB型事業所を利用するまでの流れは以下の通りになります。
見学や相談に関しては電話や当ホームページのお問い合わせから承っております。
お気軽に連絡してください。
つなぐでは、B型事業所を利用開始する前に体験することができます。
つなぐB型を利用するには、お住いの自治体で申請が必要になります。
市区町村の障がい福祉課や福祉事業所で所定の手続きが行われます。
多くの自治体では、相談や手続きのサポートも提供しているため、不明な点があれば遠慮せずに相談しましょう。
自治体での申請が済んだ後、計画相談員と利用者本人また、希望であればご家族との面談が行われ、支援計画が立てられます。
支援計画には、利用者の目標や必要な支援内容が具体的に記載されており、利用者に最適なサポートが提供できるように計画されます。
この計画は、定期的に見直され、利用者の成長や状況に応じて調整されます。
準備が整い次第、つなぐB型での利用が正式にスタートします。
利用開始後も、スタッフが利用者一人ひとりの状態や作業進捗を確認しながら、無理なく続けられるようサポートします。
定期的な面談や相談の機会も設けられているため、心配事があればその都度解決しながら、安心して利用を継続できます。