暑熱順化

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まだ4月にもかかわらず、日本各地で季節外れの暑さにより夏日や真夏日になった地域が続出しています。

一日の最高気温が25度以上の日を夏日、30度以上だと真夏日、35度以上になると猛暑日、夜間の最低気温が25度以上だと熱帯夜になります。

熱中症は、7月や8月の夏の猛暑の時期に最も多く発生しますが、春先のこの時期に今年初の熱中症患者が出たというニュースを目にしました。

今の時期の熱中症は、体がまだ突然の暑さに適応できていないために起こりやすくなるそうです。

特に高齢者の場合は、加齢で皮膚感覚の鈍化により暑さやのどの渇きを感じにくくなり、水分補給が遅れ、体温調節機能の低下や体内の水分量の減少などで熱中症のリスクが高まります。

この時期に特に大切になるのが、「暑熱順化」です。

暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、「体が暑さに慣れること」を意味します。

暑熱順化が十分でないと、体は暑さに対応できず、熱中症になりやすくなります。

暑熱順化は、暑さが本格化する前に、少しずつ暑さに体を慣らすことで汗をかきやすくなったり、血流が良くなったりすることで体の適応能力を高めて暑さによる負担を軽減し、熱中症の予防につながります。

暑熱順化を促進するためには、少しずつ外出や運動を増やすことが大事になります。

短時間の外出や軽い運動から始めて、徐々に体を慣らしていきましょう。

体を動かす時は、薄手で吸湿性や通気性の高い素材の衣服を選び、ゆったりしたサイズのものを着ましょう。

日常生活の中で軽い運動をしたり、できればシャワーだけで済まさずに湯舟に浸かって汗をかいて体を暑さに慣らしてみましょう。

20分から30分程度の半身浴で、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。

体を暑熱順化させるには個人差もありますが、数日から2週間程度かかるそうです。

今の時期はまだまだ温度差があるので、屋内外問わず体調に注意しましょう。

とはいえ、病気や障害などで自力での暑熱順化が難しい場合は、医療機関を受診して適切なアドバイスを受けたり、緊急を要する熱中症の症状がある場合は、救急車を呼ぶなどの迅速な対応が重要です。

暑さ対策に向けた準備は、人の体だけでなく、エアコンや扇風機などの電化製品にも必要になります。

もう過ぎてしまいましたが、4月10日は、「エアコン試運転の日」でした。

4月はエアコンの稼働頻度が全国的に低いので、今のうちにエアコンのフィルターのクリーニングと試運転をすることで故障や不具合を早期に発見して、夏までに余裕をもって修理することができます。

毎年6月から8月頃は、全国各地の電気店や関連の専門業者はエアコンの設置工事や修理等で繁忙期を迎えるので、その時期に問い合わせてもすぐには対応してもらえない可能性が高くなります。

快適な夏を過ごすために今のうちに冷房器具等の点検をしてみてはいかがでしょうか。

4月は外気温がまだ低くて、エアコンの冷房機能が正常に動作するかどうかを確認しやすい時期です。

室温が低いと、エアコンの運転が止まってしまうことがあるため、外気温21度以上が目安になるそうです。

熱中症を防ぐために、こまめな水分補給、涼しい服装、日陰の利用、適度な運動と入浴と休憩、扇風機やエアコンなどの利用、暑熱順化を促すことが必要になります。

今年は夏日、真夏日、猛暑日となる日が例年よりも増えそうです。

今のうちから夏の暑さに備えて出来る範囲の対策をしましょう。

ちなみに、「つなぐ 障がい者就労継続支援事業所A型・B型」では、エアコンとウォーターサーバー完備で、提携しているスポーツジムでは無料で定期的にトレーニングが受けられたり、利用者さんの日々の体調管理にも柔軟に対応してくれるので毎日快適に作業ができます。

ここまでご覧いただきありがとうございます。

では、また。

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