みなさんは「ユニバーサルデザイン」という言葉を聞いたことがありますか?
最近では街中や公共施設など、さまざまな場所で目にするようになりました。
でも実際には、「なんとなく聞いたことはあるけど、意味はよくわからない…」という方も多いかもしれません。
ユニバーサルデザインとは、年齢・性別・障害の有無に関係なく、すべての人が使いやすいように設計されたデザインのことです。
特定の誰かのためだけではなく、「最初から、みんなのために」考えられているのが特徴です。
▷たとえば、こんなところに
私たちの身の回りにも、実はたくさんのユニバーサルデザインがあります。
- 絵で案内する「ピクトグラム」
- 車いすやベビーカーでも通れるスロープ
- 大きくてはっきりした文字の案内板
- 押しやすい形・高さのエレベーターのボタン
- 色の区別がつきにくい人にも配慮された配色
こういった工夫は、誰かにとって“必要なもの”であるだけでなく、
多くの人にとって“便利でやさしいもの”でもあります。
▷なぜ今、ユニバーサルデザインが大切なのか?
高齢化が進み、多様な人が共に暮らす社会において、
“誰もがストレスなく使える”という視点は、今後ますます求められます。
また、見た目の美しさや利便性だけでなく、「誰かへの思いやり」がデザインの中に込められているという点も、ユニバーサルデザインの魅力のひとつです。
▷私たちにできること
デザインをつくる立場にいなくても、
「どんな人でも使いやすいかな?」と想像してみること。
それだけでも、ユニバーサルデザインへの理解は少しずつ深まっていきます。
身の回りのモノや場所を見渡してみると、
たくさんの“やさしい工夫”に気づけるかもしれません。
▷まとめ
ユニバーサルデザインは、すべての人にとっての「暮らしやすさ」につながる大切な考え方。
使う人だけでなく、つくる人の意識も、これからの社会にとって大切なポイントになりそうです。
あなたの周りには、どんな「やさしいデザイン」がありますか?