6月18日は、「持続可能な食文化の日（Sustainable Gastronomy Day）」です。
これは、国連が定めた国際デーの一つで、2016年に制定されました。
「持続可能な食文化の日」とは？
この日は、持続可能な食糧生産を意識するとともに、地域固有の食文化を守り、次の世代に継承していくことの重要性を再認識するための日です。
「Sustainable（サステナブル）」は、「持続可能な」という意味で、環境問題などでもよく聞かれるようになりました。
一方、「Gastronomy（ガストロノミー）」は、「食文化」「美食術」「料理法」などを意味します。単なる「食事」ではなく、食にまつわる文化そのものを表す言葉です。
制定の背景と目的
2015年に採択されたSDGs（持続可能な開発目標）を受け、翌年にこの記念日が制定されました。
目的は、世界中の人々に、「持続可能な食のあり方」について考えてもらうことです。
私たちが健康に生きるためには、日々の食事が欠かせません。そして、その食事には地域ごとの特徴があり、それぞれの文化的背景や歴史があります。
しかし、無計画な食料生産や環境破壊が続けば、将来的に食糧危機が訪れるかもしれません。そうなれば、伝統的な食文化の継承も困難になります。
また、現代社会では、ファストフードや効率重視の食生活が進む一方で、地元の伝統食や季節の食材への関心が薄れてきています。これもまた、大きな課題のひとつです。
「持続可能な食」は未来への投資
持続可能な食糧調達は、生物多様性の保全、環境保護、貧困問題の解決、資源の有効活用など、多くの国際的課題ともつながっています。
だからこそ、年に一度でも、立ち止まって「食」について考える日があることはとても大切です。
結びに
「持続可能な食文化の日」は、単に“食べ方”や“食材”に注目するだけの日ではありません。
それは、「私たちは何をどう食べていくのか」という、未来への問いかけでもあります。
食を通じて地域ごとの文化を知り、自然と共生するライフスタイルを見直すきっかけとして6月18日を過ごしてみてはいかがでしょうか？
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