不安の先にあるもの：一歩ずつ、ありのままの自分で歩む道

新しいことを始める時、あなたはどんな気持ちになりますか？ワクワク、ドキドキ、それとも少しの不安でしょうか？私は正直なところ、新しいことを始めるのがとても苦手です。

特に新しく依頼される業務に関しては、本来なら嬉しいことでもあるはずなのに、まず頭に浮かぶのは「失敗したらどうしよう？」という不安です。さらに、「こんなこともできないのか」と思われたらどうしよう、という漠然とした恐れが先立ってしまいます。

幸いなことに、私の事業所にはそんなことを思う人はいませんが、それでもこの思考回路はなかなか止められませんでした。

自分自身の対話から生まれるヒント
不安を抱えながらも、前に進む力
あなたも、私も、今日という日を一歩ずつ

自分自身の対話から生まれるヒント

そんな私ですが、最近は少し変化がありました。不安に押しつぶされそうになった時、以前ならただ立ち尽くしていたかもしれませんが、今は「粘る」ことができるようになったのです。帰宅して、ゆっくりと落ち着ける自宅で、自分自身にインタビューする時間を設けています。

「どうして怖いのですか？」

「失敗するのが怖いです」

「どんな場面でそう感じましたか？」

「～という場面です」

「そうしたら、どうしたら、怖さが減少すると思いますか？」

「また、作業のどの辺りが難しいと感じましたか？」

このように、作業時間でもない、ゆっくりとした落ち着いた状況で焦らずに状況を整理していくと、不思議なことに、意外とシンプルな作業だったことに気付かされることがあります。そして、「こうすればスムーズに作業が進むのではないだろうか？」と、具体的な改善案が自然と浮かんでくるのです。

不安を抱えながらも、前に進む力

不安になりやすくても、焦りやすくても、ありのままの自分で、工夫しながら、一歩ずつ前に進むことができる。この大切な気付きは、事業所に通い始めてから得る事ができました。完璧でなくても、スムーズに進まなくても、自分なりのペースで、自分なりの方法を見つけながら進んでいけばいい。そう思えるようになってから、少しずつですが、新しいことへの抵抗感が薄れてきたように感じます。