ジメジメ、ムシムシと、不快な日が続く梅雨の季節。
この時期、気圧の変化で体調を崩しやすくなったり、頭痛やだるさを感じる方も多いのではないでしょうか。
また、近年はこの梅雨の時期に、集中豪雨による被害が各地で相次いでいます。
短時間に猛烈な雨が降ることで、河川の氾濫や土砂災害が発生し、避難を余儀なくされるケースも少なくありません。
「自分の地域は大丈夫」と思っていても、異常気象が増えている今、どこで何が起こるか分かりません。
だからこそ、**「梅雨=防災の季節」**という意識を持ち、できる備えは日頃から少しずつ進めておくことが大切です。
✅ 梅雨に備えて、今からできること
1.水はけをよくしておく
梅雨の長雨や集中豪雨に備えて、家の周囲の排水状況を確認しましょう。
- 雨樋や側溝に落ち葉や土砂が詰まっていないか?
- 排水溝がふさがっていないか?
少しの詰まりでも、想像以上に水が溜まりやすくなります。
晴れ間を見つけて、掃除しておくと安心です。
2.非常持ち出し袋を見直す
いざというときに、持ち出せる備えはできていますか?
非常持ち出し袋の中身は、定期的な見直しが必要です。
- 飲料水・非常食(賞味期限に注意)
- 懐中電灯・携帯ラジオ(電池の確認も)
- 常備薬・救急用品
- 現金・身分証・通帳のコピー
- タオル・着替え・マスク など
「備えすぎかな?」くらいでちょうどいいかもしれません。
3.ハザードマップを確認しておく
お住まいの地域のハザードマップを一度は見ておくことをおすすめします。
- 自宅や職場が浸水・土砂災害の危険区域に入っていないか?
- 最寄りの避難所はどこか?
- 避難経路は安全か?(夜間や雨天でも移動可能か)
市町村のホームページや、防災アプリで確認できます。
家族とも共有しておくと、いざというときに慌てません。
4.体調管理と室内環境の見直し
梅雨の湿気は、体調にも住環境にも影響を与えます。
- 室内でもこまめな水分補給を。湿度が高くても熱中症になります。
- 換気や除湿で、カビやダニの発生を防止しましょう。
- 寝苦しい夜は、エアコンや除湿機を上手に活用して。
「健康な体が防災の基本」です。体調を崩さないことも、大切な備えの一つです。
🌧 梅雨は、災害と向き合う季節でもある
ここ数年、梅雨時期の集中豪雨は予測が難しく、被害も大きくなっています。
自然災害を完全に防ぐことはできませんが、備えることは誰にでもできます。
あなたと、あなたの大切な人の命を守るために――
この6月、ほんの少しの行動が、将来の大きな安心につながりますように。

