みなさん、こんにちは!
昨日と今日は朝から雨で、気温は9℃にまで下がり、まさに冬が舞い戻ったかのような寒さとなりました。
昨日の事業所の帰りには、急にあられが降ってきてびっくりしました。
天気予報では、明日の春分の日からは、お天気が回復して気温は15℃まで上がるそうです。
さて、私はスギ花粉症なのですが、春先のこんな雨の日は特にその症状が重くなります。
雨が降れば花粉が大気を長く浮遊することなく地面に落とされて、花粉の飛散量は晴天時よりは少なくなりそうな気がしますよね。
しかし、雨が上がると、遠くから飛散する花粉に加えて、地面に落ちた花粉も風で巻き上げられて再び舞うので、花粉の飛散量は倍増します。
そして、雨の日は気圧が下がります。
人の体は気圧が下がると体内でヒスタミンという物質がたくさん分泌されます。
このヒスタミンが、アレルギー反応や花粉症を引き起こす原因物質なのです。
気圧の低下と、花粉の飛散量の倍増が、雨の日の花粉症の悪化につながるのです。
実は、1月の時点で目と鼻がむずむずしだして、嫌な予感はしていました。
「 西日本では、今年の春のスギ・ヒノキの花粉の飛散量は平年を上回り、過去10年間で最多か、それに匹敵する見込みです。」
1月中旬のニュース番組の天気予報のコーナーで、キャスターがそんな恐ろしいことをのたまっていて、悪寒が走ったのを思い出しました。
その時に病院に行くなりして花粉症の初期治療を受ければ良かったのですが、今月まで私は何の対策もしないでのほほんと過ごしてしまったのです。
この世のすべての花粉が花粉症の原因となるのですが、その中でも、「スギ花粉症」、「イネ科花粉症」、「ブタクサ花粉症」は3大花粉症と言われています。
花粉の飛散時期は、スギ花粉症は大体2月から4月に、ブタクサ花粉症は8月から10月、イネ科花粉症は、春は5~7月、秋は8~9月が飛散のピークです。
春の花粉症はスギやヒノキなどの樹木の花粉、秋の花粉症はブタクサやヨモギなどの草花の花粉が主な原因とされています。
スギ花粉症の次に多いといわれているイネ科花粉症は、おもにカモガヤという雑草が原因だそうです。
スギは日本の固有種で、カモガヤとブタクサは外来種です。
さて、花粉症は、どうして発症するのでしょうか?
花粉症になりやすい人には、遺伝的な要因や生活環境、生活習慣などが関係するようです。
遺伝的な要因
家族が既に花粉症だったり、家族も自分も何かのアレルギー体質の場合が考えられます。
生活環境
都会や、スギ花粉の飛散量の多い地域に住んでいると花粉症になりやすい可能性があります。
生活習慣
不規則な生活を送っていたり、疲労やストレスが多かったり、偏食も花粉症になりやすい可能性があります。
また、生後間もない赤ちゃんの時期に大量の花粉を浴びると、スギ花粉症の発症リスクが高くなるそうです。
花粉症は、一度発症してしまうと自然に治るということは稀で、基本的には完治することはまずないそうです。
年齢を重ねるごとに次第に症状が軽減されていく人はいるようですが、自然治癒で完治することはごくわずかとされています。
でも、花粉症の症状を抑えることは可能です。
それでは、花粉症の治療をするには、何科の病院を選ぶと良いのでしょうか?
花粉症の治療は、アレルギー科、耳鼻咽喉科、眼科、内科などで受けることができます。
花粉症の治療としては、抗ヒスタミン薬や注射、点眼薬、点鼻薬、レーザー治療、アレルゲン免疫療法などがあるようです。
今までは特に花粉症らしき症状は全くなかったのに、今年は目と鼻の調子がいつもとどこか違うとか、気になる症状があるようでしたら、念のために病院でアレルギー検査を受けてみると良いかもしれません。
自分の症状や、通いやすさなどの条件が合致した病院を探して、まずは受診されてみてください。
私は花粉で目が痛かったので、一昨日の事業所の帰りに最寄りの眼科に駆け込んで目薬を処方してもらいました。
早速、その目薬を使ってみると次第に目の不快感が解消されたので、翌日からの作業は快適に行うことができました。
「早期発見、早期治療」とはよく聞きますが、花粉症もそうだと思います。
さて、花粉症を和らげる食事としては、
野菜や果物などに含まれるビタミンC
魚類、キノコ類、卵、乳製品などに含まれるビタミンD
オメガ3系脂肪酸などを含む魚介類や植物油など
食物繊維が豊富な穀類、豆類、芋類、野菜、果物、きのこ類、海藻類など
腸内環境を整えるヨーグルトや納豆などの発酵食品
野菜や果物や海藻類やナッツ類などの抗酸化作用のある食品
などが良いとされています。
個人的には、私は蓮根を食べると花粉症の症状が和らぐ気がします。
蓮根には、
活性酸素を除去したり、炎症物質の分泌を抑制するポリフェノール
体内のIgE抗体の働きを抑制するタンニン
腸内環境を整えて免疫力を高める水溶性食物繊維
粘膜の荒れを保護して、ウイルスや花粉などが粘膜に付着するのを防ぐムチン
などの花粉症の症状を緩和する効果があるとされる成分が、豊富に含まれているそうです。
逆に、花粉症を悪化させる食品もありますので、注意が必要です。
様々な食品を無理せず試してみて、その中から自分の体質と症状に合ったものを見つけられたら良いですね。
そのほかの花粉症対策には、手洗いやうがい、目の洗浄、眼鏡(ゴーグル)やマスクの着用などが効果的です。
外出時は、花粉が付着しにくい衣類を身にまとうことも心がけたいです。
花粉が付きにくい服には、表面がつるつるしているポリエステルやナイロンなどの化学繊維が向いています。
ウールなどの目が粗くて凹凸があるものや、静電気が起こりやすい衣類は花粉が付着しやすいので、花粉の飛散が多い時期は避けた方が良いかもしれません。
帰宅後は、玄関先で衣類や体に付着した花粉を落として、室内に持ち込まないようにしましょう。
洗濯物は外ではなく、できれば室内干しに。
さらに、花粉が付着したカーテンの洗濯や床掃除をしたり、空気清浄機を使うと、なお花粉症対策に効果的です。
市販の花粉症対策用製品などを試すのも良さそうですね。
花粉症の方も、そうではない方も、免疫力を高めるために食事や運動に気をつけたり、部屋の掃除をして清潔に保つなど、日頃の生活習慣を改善することは大切です。
免疫力を高めて、元気に春を迎えましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
では、また。
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