障害福祉サービスは、障害のある人がより良い生活を送れるようにサポートするためのサービスです。大きく分けて2つのサービスがあります。
訓練等給付: 施設などで訓練や支援を受けるためのサービスです。例えば、生活に必要なスキルを身につけたり、就職に向けての支援を受けたりします。
サービスを受けたい場合は、市区町村に相談し、支給の申請を行います。市区町村では、障害の程度や生活状況などを調査し、サービスを支給するかどうかを決定します。
1. 障害程度区分と障害支援区分
障害福祉サービスを受けるためには、障害の程度を示す「障害程度区分」や「障害支援区分」が必要です。これは、障害者がどのくらい支援を必要とするかを評価するための基準です。
障害程度区分: 従来の制度では、心身の状態や日常生活の能力に基づき、6段階で評価されます。現在は「障害支援区分」に見直されています。
障害支援区分: 障害者総合支援法によるもので、障害者の心身の状態や特性に応じた支援の度合いを示します。
2. 受給者証とは?
「障害福祉サービス受給者証」は、障害福祉サービスを受けるために必要な証明書です。これには、自分の基本情報や利用できるサービス、負担額などが記載されています。
3. 訓練等給付とは?
訓練等給付は、障害のある人が自立するために必要な支援を受けるためのサービスです。主な種類は以下の通りです。
自立訓練: 機能訓練や生活訓練を受けることができます。
就労移行支援: 就職に向けての支援を受けられます。
就労継続支援: A型(雇用型)やB型(非雇用型)があり、仕事を続けるためのサポートを受けられます。
共同生活援助: グループホームなどでの共同生活支援を受けられます。
4. 応能負担と応益負担
利用者の負担額は、支払う能力に応じて変わる「応能負担」と、サービスを受けた利益に応じて決まる「応益負担」の2つがあります。障害福祉サービスでは、原則として「応益負担」が採用されており、利用者はサービスの費用の一部を負担します。
5. サービス管理責任者とは?
サービス管理責任者は、障害福祉サービスの質を保つために重要な役割を担っています。具体的には、利用者の支援計画を立てたり、その実施を監視したりします。サービス提供のプロセス全般に関わる責任を持ちます。
6. 個別支援計画書とは?
個別支援計画書は、障害者一人ひとりの要望に応じて作成される支援計画です。具体的な支援内容やその段階が記されており、利用者の同意が必要です。
7. 復職支援(リワーク)とは?
復職支援は、うつなどで休職した人が職場に戻るための支援を行うプログラムです。医療機関や支援機関でのプログラムを通じて、再発リスクを軽減させることも目的としています。
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