グルテンフリーの落とし穴

利用者様へ

グルテンフリーとは?

健康志向の方にこそ知ってほしい、正しい知識と注意点

「グルテンフリー」という言葉を耳にされたことはありますか?
最近では健康志向の高まりとともにスーパーや飲食店でも、「グルテンフリー」と表示された食品を見かける機会が増えてきました。


グルテンフリーは、たんぱく質を含まない食事法

「グルテンフリー」とは、グルテンというたんぱく質を含まない食事法のことを指します。
グルテンは、小麦・大麦・ライ麦などの穀物に含まれており、パンや麺類などのもちもち・弾力のある食感を生み出す成分です。

このグルテンを摂取すると体に不調をきたす方(小麦アレルギーやセリアック病の方など)のために、グルテンを除いた食事が医療的に必要となる場合があります。


健康な人にはどんな効果が?

グルテンフリーは、アレルギーや特定の疾患がある方にとっては有効な治療法の一つですが、健康な方がダイエットや体質改善を目的として取り入れる場合には注意が必要です。

というのも、グルテンを含まない代替食品(たとえば米粉パンなど)は、意外と糖質が高く、食べ過ぎることで血糖値が急上昇し、インスリンの過剰分泌を招く恐れがあるからです。

このような状態が続くと、かえって空腹感が増し、体重の増加につながってしまうこともございます。


グルテンフリーによる「好転反応」について

グルテンフリーの食事に切り替えた直後、一時的に以下のような体調の変化を感じられる方もいらっしゃいます。

  • 倦怠感
  • 眠気
  • めまい
  • 肌荒れ

これは「好転反応」と呼ばれるもので、体が変化に慣れようとする過程で起こる一時的な症状です。

ただし、これらの反応は個人差が大きく、必ずしも全ての方に当てはまるわけではありません。


栄養バランスに注意を

グルテンを含む穀物には、ビタミンB群や食物繊維、鉄分などの重要な栄養素も含まれています。

そのため、グルテンフリーを実践する際は、栄養が偏らないよう意識することが大切です。

たとえば、以下のような食材を意識的に取り入れてみてください。

  • 野菜(食物繊維・ビタミン)
  • 発酵食品(腸内環境を整える)
  • 良質なたんぱく質(肉・魚・豆類など)

まとめ:大切なのは「自分に合った食事法」

「グルテンフリー=健康に良い」と思われがちですが、すべての方にとって最適とは限りません。
世の中で話題になっているからといって、安易に取り入れるのではなく、ご自身の体質や体調に合っているかを見極めることが大切です。

また、グルテンフリーを始めようとお考えの方は、可能であれば医師や栄養士などの専門家にご相談いただくことをおすすめいたします。

食は、健康を支える大切な柱のひとつです。
日々の食生活を見直しながら、無理のない範囲で、自分らしく健康を育んでいきましょう。

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