工賃
福祉用語での工賃とは、就労継続支援B型で就労を行った場合の生産活動に対して収益が発生した場合にその対価として、就労を行っている障害者の方に支払われる給与のことを言います。
雇用契約を結ぶ就労継続支援A型と異なり、就労継続支援B型では雇用契約を結ばずに就労を行うことになります。
しかし、利用者の特性等に合わせて事務作業や軽作業を行っていく上で利益が発生することがありますが、これらは一般的な労働契約に基づかないので、対価や成果報酬ではなく工賃として支払われます。
工賃は生産活動で得られた収入から必要経費を控除して、生産に関わった人数で配分した額になります。
しかし、事業所によって予め1日の工賃が定められている所と、その日の生産活動の出来高制の所とありますので利用の際には確認しておくようにしましょう。
まとめ
福祉分野における「工賃」とは、就労継続支援B型で行う生産活動に対して支払われる対価のことを指します。これは、一般的な給与とは異なり、雇用契約を結ばない就労に対して支払われるものです。
工賃の仕組みとしては、事務作業や軽作業などで利益が出た場合、その収益から必要経費を差し引き、残った額を作業に関わった人数で分配して支払います。これは通常の対価や成果報酬ではなく、「工賃」として支払われます。
工賃の支払い方法には、日額があらかじめ定められている事業所や、その日の作業量に応じて支払われる出来高制の事業所などがあります。
※工賃の支払い形態は事業所によって異なるため、利用前にしっかり確認しておくことが大切です。

