6月10日は、「時の記念日」です。
「時の記念日」にちなんで、今日は、「つなぐB型事業所」で過ごす時間に、利用者さんは何をしているのかをおおまかにご説明します。
就労継続支援B型事業所は、一般就労が難しい方が社会とのつながりを持ちながら働くための場所です。
自分のペースで作業をしながら、生活リズムを整えたり、社会参加の一歩を踏み出すことができます。
出勤・打刻・清掃・朝礼
朝の1日の始まりは、まずは出勤準備からです。
余裕をもって家を出て、事業所には始業時刻の10分前には到着しておきましょう。
事業所に到着したら、事業所にある液晶タブレットで、出勤した時間の「打刻」をします。
「打刻」は、その日の自分の出勤時間をタイムカードに記録するようなものです。
次に、玄関口にある、「くじ」を引いて、朝の清掃の役割分担を決めます。
そして、始業時間になったら、利用者さん各自で、くじで割り当てられた清掃をします。
例えば、「机消毒」と書かれたくじを引いた場合は、机専用の布巾と消毒用スプレーを使って、事業所内にある全部の机を拭きます。
全員が清掃を終えたら、スタッフさんによる朝礼が始まります。
朝礼では、当日の予定と作業内容の説明や注意点などの確認を主にしています。
B型事業所では、利用者さんの都合に合わせて週1日からでも、午後からでも通うことができます。
例えば、自宅等で昼食を済ませて、午後から出勤するということも可能です。
その場合は、事業所に到着したらスタッフさんに出勤の報告と、「打刻」をしてください。
午前の作業時間
朝礼が終わったら、作業が始まります。
B型事業所で行う作業は、その日によって変わることがあります。
例えば、
- 手紙検品
- SNSの投稿
- 資格取得のための学習
- 提携スポーツジムでのトレーニング
- 地域清掃や除草作業
などがあります。
つなぐでは、パソコンを使う作業がありますので、パソコンを使うことにまだ慣れていない利用者さんの場合は、まず最初にタイピング練習をしてもらうことがあります。
そして、Canvaの使い方も学ぶことができます。
自分のペースで進められるので、無理せずにできる範囲で取り組むことができます。
ランチタイム
お昼ご飯の時間は、リラックスして休む大事な休憩時間です。
「つなぐ」では、希望者には破格の安さでお弁当が提供されています。
昼食後は、休憩して午後からの作業に備えましょう。
午後の作業時間
昼食後は、再び作業の時間です。
午前中に取り組んだ作業の続きや、別の作業をしたりします。
午後も自分のペースで作業を進められるので、無理せずに休憩を挟みながら取り組んでいきます。
わからない作業があれば、スタッフさんに質問してください。
日報・打刻・帰宅準備
終業のチャイムが鳴ったら、その日の作業は終わりです。
「実績表」と書かれた紙に記入された、その日の出勤時間の確認をした上で署名します。
次にパソコンで、「日報アプリ」を開いて、その日の作業についての必要事項と、次の出勤日を確認した上で入力して送信します。
「日報」には、その日にした作業内容や、達成度についての説明などを記録します。
これにより、自分がその日に行った作業を客観的に振り返ることができ、スタッフさんは各利用者さんに合った適切なサポートを行うための参考にすることができます。
帰宅前のこの時間帯にはスタッフさんに次の出勤日や、月間シフト表の確認や、体調や他に何か気になる要件があれば伝えると良いでしょう。
帰宅前に、体調報告や必要なサポートを受けた後は、帰る準備を整えます。
帰宅
1日の作業が終わり、事業所を出て帰ります。
つなぐのB型事業所では、1日が大体このように進んでいきます。
「つなぐ」では、利用者さんが無理なく自分のペースで働ける環境が整っており、仕事を通じて社会とのつながりを感じることができます。
また、作業の内容や時間、ペースも調整できるので、体調や気分に合わせて無理なく続けることが可能です。
B型事業所は、自立や社会参加をサポートする場であり、これからの生活に向けて一歩一歩進んでいくための大切なステップです。
自分のペースで少しずつ、無理なく社会復帰を目指したい方にとって、とても理想的な場所だと思います。
もし興味をお持ちでしたら、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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