私たちは日々の生活の中で「なんとなく疲れている」「気分が落ち込む」と感じることがあります。
もしかすると、それは体調のせいだけではなく、ストレスが影響しているのかもしれません。
ストレスは誰にでも起こる自然な反応で、完全に避けることはできません。
しかし、うまく付き合う方法を知っているかどうかで、その後のこころと体の健康に大きな差が出てきます。
今回は、ストレスと上手につきあうための基本的なポイントをご紹介します。
ストレスとは?
「ストレス」とは、こころや体がプレッシャーを感じたときに起こる反応のことです。
たとえば、試験や人前での発表のときに「うまくやれるだろうか」と緊張し、心臓がドキドキしたり、手に汗をかいたりすることがあります。これは体が頑張ろうとしている自然な反応で、適度なストレスは集中力ややる気を高める効果があります。
しかし、強いストレスが長く続くと、こころや体に不調があらわれることがあります。
ストレスのサインに気づく
ストレスによって現れるサインは、大きく分けて「こころ」と「体」に出ます。
- こころのサイン:イライラする、気分が落ち込む、人づきあいを避ける
- 体のサイン:頭痛・腹痛、食欲の変化、寝つきの悪さ、疲れやすさ
特に一生懸命に頑張っているときほど、自分のストレスに気づきにくいので注意が必要です。
自分に合ったストレスケアを
大切なのは、こうしたサインに早めに気づき、対処することです。
- 無理をせず休む
- 気分転換をする
- 好きなことに時間を使う
- 家族や友人に話す
話すだけで気持ちが軽くなることもあります。「自分に合うリラックス法」を見つけてみましょう。
ひとりで抱え込まないために
眠れない日が続く、気分の不安定さが数週間も消えない、やる気が起きない、すぐに疲れてしまう――こうした状態が続くときは、ひとりで抱え込まないことが大切です。
- 身近な人に相談する
- 電話やSNSで相談できる公的窓口を利用する
- 学校のスクールカウンセラーや地域の保健センターに相談する
こうした相談先を利用することで、こころと体の回復が早まることがあります。
まとめ
ストレスは誰にでもあるものだからこそ、「自分はどう対処するか」を知っておくことが安心につながります。無理せず、早めの対処を心がけていきましょう。

