🌿こころと体のセルフケア ― 日常のストレスと上手に向き合うために

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ちょっと体や心が重たいな…。でも、病院に行くほどではないし、薬に頼るほどでもない。
そんなとき、みなさんはどうしていますか?

温かくて消化の良いものを食べたり、湯船にゆっくりつかったり、夜更かしせずに早めに寝たり…。
こうした「自分のできる範囲で自分の面倒を見ること」が、セルフケアの基本です。

セルフケアは体だけでなく、心が疲れたときにもとても有効な方法。しかも早めに取り入れることで、より効果が高まります。


1. 体を動かす

長時間のデスクワークや家事で、つい体を動かす機会が減ってしまう人も多いでしょう。
軽いウォーキングやサイクリング、ストレッチといった有酸素運動は、気分転換やリラックス、そして睡眠リズムを整えるのに効果的です。

「運動は苦手」という方でも、買い物のついでに遠回りして歩いたり、公園を散歩するだけで十分。1日20分程度、心地よく体が温まるくらいを目安にしましょう。


2. 気持ちを書き出す

頭の中でもやもやを抱えていると、同じことを何度も考えてしまいがちです。
そんなときは紙やスマホに気持ちを書き出してみましょう。きれいな文章でなくても、単語や落書き、書きなぐりで大丈夫。

書くことで気持ちを客観的に整理でき、焦りが和らいだり、新しい視点に気づけたりします。人に見せるものではないので、思いのままに書いてみてください。


3. 腹式呼吸をくり返す

不安や緊張が強くなると呼吸が浅く速くなり、心拍も上がります。
そんなときは「ゆっくり吐いて、ゆっくり吸う」腹式呼吸を試してみましょう。

椅子に座り背筋を伸ばし、お腹に手を当てます。口から息を3秒かけて吐き、次に鼻から3秒かけて吸う。このリズムを5〜10分ほど繰り返すだけで、心と体が落ち着いていきます。


4. 「なりたい自分」に目を向ける

悩みを抱えていると、つい自分の弱さや失敗ばかりに目が行きがちです。
でも「できていること」や「なりたい自分」に意識を向け、小さな一歩を積み重ねてみましょう。

たとえば「人前で堂々と話したい」なら、まずは「同僚の目を見てあいさつする」といった身近な行動から。達成できたら自分を褒めることが、次の自信につながります。


5. 音楽を聴く・歌う

音楽は自然に心と体を癒してくれます。アップテンポの曲で気分を高めたり、穏やかな曲でリラックスしたり、そのときの気分に合った音楽を選んでみましょう。

カラオケや自宅で思い切り歌うのもおすすめ。歌うことで呼吸が深くなり、不安やイライラが和らぎます。


6. 失敗を笑いに変える

日常の中での小さな失敗も、笑いに変えられたら気持ちがぐっと軽くなります。
「やっちゃったな」と笑い飛ばすことで、視野が広がり、人との関係もやわらかくなります。

ユーモアのセンスはすぐには身につきませんが、「まあいいか」と少し力を抜いてみるだけでも、こころは軽やかになります。


まとめ

ストレスをゼロにすることはできませんが、自分でできるセルフケアをいくつか知っておくと、毎日が少し楽になります。
無理のない範囲で、その日の気分や体調に合わせて取り入れてみましょう。

参照元→こころと体のセルフケア|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省

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